AIライティングツールの比較|生成・校正・SEO記事で選び分ける

この記事は2026年8月13日に各サービスの公式ページで確認した内容です。 料金・機能・上限は改定されるため、申し込み前にリンク先の最新の条件も確認してください。金額は公式ページの表記どおりに、税込か税抜かを添えて記載しています。

結論:AIライティングツールは「作る・直す・量産する」で別物

AIライティングツールとは、文章を書く仕事の一部をAIに任せるためのソフトやウェブサービスの総称です。ただし、この言葉でひとまとめにされている道具は、「文章を作る」「文章を直す」「SEO記事を量産する」の3種類に分かれます。得意な作業も、料金の数え方も違うため、同じ表で順位を付けても選べません。

種類何をする道具か例として確認したサービス課金の単位
文章を作る(汎用のチャット型)白紙の状態から文章の案を出す。質問や相談にも使うChatGPT・Claude・Gemini利用者1人あたりの月額
文章を直す(推敲・校正)書き上がった文章の誤りや読みにくさを指摘する文賢・Shodo利用者1人あたりの月額(Shodoは1回に校正できる文字数でも変わる)
SEO記事を量産するキーワードから見出し構成と本文をまとめて出力するValue AI Writer byGMO・トランスコープ月に作れる記事数、または生成できる文字数

この分け方が効くのは、困っている工程がどこかで買うべき道具が変わるからです。文章の下書きが出てこないなら1つ目、下書きは書けるが誤字や言い回しに自信がないなら2つ目、書く本数そのものが足りないなら3つ目になります。

白い紙の上に置かれた、緑色の鉛筆・黄色い蛍光ペン・黒いダブルクリップ。

逆に、3種類を1つの道具でまかなおうとすると失敗しやすくなります。汎用のチャット型AIに校正をさせても、指摘の基準はその都度変わりますし、校正ツールに白紙から記事を書かせることはできません。用途ごとに何を優先して見るかは、用途別に最優先で確認する基準を整理した記事にまとめています。

文章を作る:汎用のチャット型AIは「無料で試せる範囲」から

白紙から文章の案を出したい段階では、まず無料プランのあるチャット型AIで足りるかを確かめるのが現実的です。ChatGPT・Claude・Geminiはいずれも無料で使える範囲を用意しており、有料プランは後から検討できます。

2026年8月13日に各社の料金ページを確認したところ、プランの構成は次のようになっていました。

ここで気づいてほしいのは金額そのものより、表示の通貨と税の扱いが揃っていないことです。今回確認した表示では、ClaudeとChatGPTの料金ページは米ドル建てで、Geminiは日本円建てでした。Geminiのページには税込か税抜かの表記がありません。表示は地域やアカウントによって変わることがあるため、申し込み画面で通貨・税・請求の周期を見てから決めてください。

白いキーボードに指を置いてタイピングしている手元。

3つのうちどれを主力にするかは、料金より用途の相性で決まります。日本語の書き味や連携先の違いはChatGPT・Claude・Geminiを5つの観点で比べた記事で整理しました。出力が安定しないときは、道具を変える前に指示の書き方を見直すほうが早い場合もあります。指示の型はプロンプトの書き方の4つのコツにまとめています。

出典:OpenAI「ChatGPTの料金プラン」Claude 料金ページGemini のプラン紹介ページ(いずれも2026年8月13日確認)。

文章を直す:AI校正ツールは「1回に通せる文字数」を見る

すでに文章が書けている人が買うのは、生成の道具ではなく推敲・校正の道具です。ここで比べる項目は、月額よりも「1回にどれだけの文字数を通せるか」と「普段使っているアプリで動くか」になります。

日本語のAI校正ツールとして公式情報を確認できた2つを、同じ観点で並べます。

確認項目文賢Shodo
無料で使える範囲14日間の無料トライアル(全機能)ベーシックプランが永年無料(1名まで)
個人向けプランの料金パーソナル 1,650円(税込)/月(1年更新)、1,980円(税込)/月(1か月更新)プレミアム 1,000円(税込)/月、マックス 5,000円(税込)/月
1回に校正できる文字数公式ページでは文字数の上限を案内していないベーシックは1万文字、プレミアムは4万文字
普段の環境との連携Word・PDF等のファイルアップロードブラウザ拡張、Wordアドイン、Docsアドオン
機密情報への対応マスキング機能で伏せた状態でAIに渡せる公式トップページでは同種の機能を案内していない

文賢は、独自のルールで日本語をチェックする作りです。公式ページによると、誤りを正す「ルール校正」で13項目、読みやすさを高める「ルール推敲」で22項目をチェックできます。組織で使う場合は初期段階でカスタム辞書を3つまで作成でき、1つの辞書にルール校正・ルール推敲のルールをそれぞれ5,000件(16カテゴリ)まで登録できます。チームで表記ルールを共有したい会社に向く構成です。

木の机に置かれた、赤いボールペンと罫線入りのリングメモ。

Shodoは、無料のベーシックプランでも1回1万文字まで校正でき、生成AIによる校正も週ごとの制限つきで使えます。有料のプレミアムでは、二重敬語の検知、日付と曜日の食い違いの検知、表記ゆれの自動チェックなどが加わり、note・Gmailなどで使えるブラウザ拡張やWordアドインにも対応します。書く場所を変えずに校正したい個人なら、こちらの入り方が軽くなります。

なお、文賢は2026年5月にプランが変わっており、それ以前に契約した利用者向けには30日間利用料2,178円(税込・税抜1,980円)の旧プランが案内されています。古い記事に載っている金額と公式ページの金額が食い違って見えるのは、この改定が理由です。比較記事の数字ではなく、申し込み画面の数字で判断してください。

出典:文賢(ライダーストア)Shodo 料金ページ(いずれも2026年8月13日確認)。

SEO記事を量産する:課金の単位が「記事数」か「文字数」かで変わる

SEO記事の量産に使うツールは、月額だけを見ても比べられません。同じ「量産」でも、Value AI Writer byGMOは月に作れる記事数で、トランスコープは月に生成できる文字数で上限が決まるためです。

確認項目Value AI Writer byGMOトランスコープ
無料で試せる範囲フリープラン 0円/月(税込)で月1記事(初回増量で3記事)Freeプラン ¥0で4,000文字の生成。利用期限は1週間
有料プランの入口エントリー 840円/月(税込)で月3記事Basic 税込¥11,000/月で50,000文字/月
量産向けのプランベーシック 2,800円/月(税込)で月10記事、プロ 10,780円/月(税込)で月50記事Pro 税込¥38,500/月で250,000文字/月
上限の数え方作成できる記事数と、モデルごとの文字数制限月に生成できる文字数
記事作成以外の機能見出し構成の生成、画像生成、WordPress連携、キーワード発掘・リサーチ検索順位調査、競合分析、キーワード選定、内部リンク提案

Value AI Writer byGMOは、キーワードを入れるとタイトルと見出し構成、本文までを出力するサービスです。見出しは「キーワードからAIで構築」と「検索エンジン結果を参考にAIで構築」の方法が用意されており、本文の生成にはGPT-4o・GPT-4.1・Claude4.0・Gemini2.5-Proが使われます。WordPressへ下書きとして送るところまで公式ページで案内されています。

黒い台紙の上に等間隔で並べられた、文字の書かれていない付箋。

トランスコープは、生成した文字数で課金される代わりに、検索順位調査・競合分析・キーワード選定・内部リンク提案といった、記事の前後の作業を含む構成になっています。無料のFreeプランは利用期限が1週間なので、試す日程を決めてから登録するほうが無駄がありません。有料プランの料金は前払いと案内されています。

どちらを選ぶかは、月に何本出したいかが先です。本数が決まっていないうちに文字数課金のプランを契約すると、使い切れずに翌月を迎えます。逆に本数が読めているなら、1記事あたりの単価で比べられます。

出典:Value AI Writer byGMO(バリュードメイン)トランスコープ 公式サイト(いずれも2026年8月13日確認)。

量産ツールを入れる前に、直す人と確認の工程を決める

量産ツールを検討する段階で先に決めておきたいのは、出てきた原稿を誰が確認して公開するかです。生成された文章は、事実の誤りが自然な日本語のまま残ることがあり、そこを直す工程がないと公開後に修正の手間が増えます。

先に決めておくと迷いにくいのは、次の4点です。

  1. 誰が事実確認をするか(数字・日付・固有名詞・出典)
  2. どこまで直したら公開してよいか(合格ラインの一文)
  3. 出典として何を認めるか(公式サイト・公的資料など)
  4. 1本あたりに使ってよい確認時間

黒い面の上に置かれた、文字の印刷されていない白い紙の束。

ツールの価値は、出力の見栄えではなく人の手直しが終わるまでの合計時間で決まります。出力が8割の完成度でも、残りの2割に時間がかかるなら、本数は増えません。試用のときは、生成が終わった時点ではなく、公開できる状態になった時点までを計ってください。

料金は「月額」ではなく「使い切れる量」で比べる

3種類のツールは課金の単位が違うため、月額を横に並べるより、単位あたりの金額に直すほうが判断しやすくなります

たとえばValue AI Writer byGMOの公式ページでは、ベーシックプランの2,800円/月(税込)で月10記事、1記事あたり約280円からと案内されています。同じ考え方で、校正ツールなら「1人が1か月に何文字通せるか」、チャット型AIなら「その月に止まらずに使えたか」で見ます。

白い机の上に置かれた、黒い電卓・赤いボールペン・罫線入りの用紙。

無料プランから有料へ切り替える判断は、無料の上限に当たって作業が止まった回数で決めると迷いません。月に何度も止まるなら有料に見合い、止まらないなら無料のままで足ります。上限の読み方は分野を問わず共通で、月間の総量と1回あたりの上限を分けて見る考え方は文字起こしツールでも同じです。

出典:Value AI Writer byGMO(バリュードメイン)(2026年8月13日確認)。

入力するデータの扱いを、契約前に確認する

業務の文章をAIに読ませる場合は、入力したデータがどう扱われるかを契約前に読む必要があります。ここは料金以上にプランごとの違いが出るところです。

文賢は2026年3月26日に「マスキング機能」を公開しており、個人情報や機密情報を伏せた状態でAIアシストを使える構成になっています。公式ページによると、マスキングはドラッグ操作やキーワード指定で行い、ワンクリックで元に戻せます。マスキングは一時的な状態で、ログアウト時に自動で解除されるとも案内されています。

色分けされたインデックスタブが付いた、黒いバインダー4冊。

もう1つ確認しておきたいのが、AI機能を誰が使えるかの設定です。文賢の公式ページでは、AIアシストの初期設定はOFFで、オーナーが許可しなければ利用者は使えないと案内されています。社内のAI利用ルールに合わせて止められる作りかどうかは、導入時に効いてきます。

チャット型AIを業務で使う場合も、確認する場所は同じです。個人向けプランと法人向けプランで条件が変わることがあるため、入力したデータがどう扱われるかを規約で確かめる観点を参考に、自分が契約するプランの記述を読んでください。顧客名や未公開の数字を含む文章は、その確認が済むまで入力しないほうが安全です。

出典:文賢(ライダーストア)(2026年8月13日確認)。

迷ったときの順番:5ステップで絞る

どれも良さそうに見えて決められないときは、比較表を眺める前に、次の順で条件を1つずつ確定させてください。

  1. 困っている工程を一文で書く(例:下書きは書けるが誤字と表記ゆれの確認に時間がかかる)
  2. 3種類のどれに当たるかを決める(作る/直す/量産する)
  3. 無料枠に、同じ原稿を通す(各ツールに別々の原稿を入れると比べられません)
  4. 人の手直しが終わるまでの時間を計る
  5. 上限とデータの扱いを公式ページで読む

明るい部屋に置かれた白い机とノートパソコン、グレーの椅子。

3番目を飛ばすと、比較したつもりで印象を比べることになります。同じ原稿を通せば、指摘の量、直す手間、日本語の自然さの差がその場で見えます。片付けたい作業を一文にする手順は、道具ではなく作業から決める考え方で詳しく書きました。

よくある質問

AIライティングツールと、ChatGPTのようなチャット型AIは何が違いますか。

チャット型AIは白紙から文章の案を出す汎用の道具で、AI校正ツールやSEO記事の生成ツールは、特定の工程に絞って作られた道具です。校正ツールは日本語の誤りや表記ゆれを決まった基準で指摘し、SEO記事の生成ツールはキーワードから見出しと本文をまとめて出力します。困っている工程がはっきりしているほど、専用の道具のほうが工程に合います。

無料で使えるAI校正ツールはありますか。

Shodoには1名まで永年無料のベーシックプランがあり、1回1万文字までの文章校正と、週ごとの制限つきで生成AI校正が使えます(2026年8月13日に公式料金ページで確認)。文賢は無料プランではなく14日間の無料トライアルで、期間中にキャンセルすれば料金は発生しないと案内されています。まず無料枠で自分の原稿を通し、指摘の質が合うかを確かめてください。

SEO記事の量産ツールを使えば、記事を書く手間はなくなりますか。

なくなりません。生成された文章は事実の誤りが自然な日本語のまま残ることがあり、公開前に数字・日付・固有名詞・出典を人が確認する工程が必要です。導入前に「誰が確認するか」「どこまで直したら公開してよいか」を決めておくと、本数だけ増えて手戻りが増える事態を避けやすくなります。

文賢とShodoは、どちらを選べばよいですか。

用途で分かれます。組織で表記ルールを共有し、機密情報を伏せた状態でAIに渡したい場合は、カスタム辞書とマスキング機能のある文賢が候補になります。個人が普段書いている画面(ブラウザやWord)でそのまま校正したい場合は、無料枠があり拡張機能に対応するShodoから試すほうが軽く始められます。どちらも無料の範囲があるので、同じ原稿を両方に通して比べてください。

出典:文賢(ライダーストア)Shodo 料金ページ(いずれも2026年8月13日確認)。

まとめ

選ぶ順序は、困っている工程 → 3種類のどれか → 無料枠で同じ原稿 → 手直しの時間 → 上限とデータの扱いです。

ほかのツールやスクールの比べ方はツール・スクール比較のカテゴリーに、実際の使い方や導入手順は導入手順・活用事例のカテゴリーに置いています。